ターヤン 下水道マンホールの更生工法

技術の特徴

■構造図

構造図断面構造図
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■更生材の構成

  マンホール寸法(mm)
1号 2号
ライニング材 6.0 9.0
結合板 1.5 1.5
充填材 2.5 3.5
更生厚 10.0※ 14.0※
※更生厚は上記以上の厚さを確保する。

側壁断面
・側壁断面

使用材料

マンホールライニング材
・マンホールライニング材
結合板
・結合板
インライナー材
・インライナー材
充填材
・充填材
ステップ
・ステップ
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1号、2号マンホールに対して施工が可能。

優れた耐荷能力

更生マンホールはJSWAS A-11「下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール」の規格値以上の耐荷能力を有する。

■側方向曲げ耐荷能力試験結果

形状寸法 状況 (1)規格値 (2)20mm
減肉
(3)20mm
減肉更生
(3)/(2)
円形1号
L=1.2m
ひび割れ荷重(kN) 8.3 18.3 33.3 1.8
破壊荷重(kN) 12.5 47.8 64.0 1.3

■軸方向耐荷能力試験結果

形状寸法 状況 (1)規格値 (2)20mm
減肉
(3)20mm
減肉更生
(3)/(2)
円形1号 ひび割れ荷重(kN) 150 222 350 1.6
破壊荷重(kN) 200 350以上 350以上

優れた耐薬品性

更生マンホールはJSWAS K-2「下水道用強化プラスチック複合管」と同等以上の耐薬品性を有する。

■耐薬品性試験結果

浸せき液 n 質量変化率(%) JSWAS K-2 規格値(%)
1 +0.05 0.3%以内
2 +0.05
塩化ナトリウム水溶液
(10%)
1 +0.04
2 +0.05
硫酸(30%硫酸) 1 +0.02
2 +0.01
硝酸(40%) 1 +0.09
2 +0.08
水酸化ナトリウム水溶液
(40%)
1 -0.19
2 -0.18

優れた耐久性

更生マンホールは日本下水道事業団「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術および防食技術同マニュアル」のシートライニング工法「D種」の品質規格を有する。

■D種品質性能試験結果

試験項目 条件 結果
[1]被覆の外観 被覆にしわ、むら、はがれ、われがないこと。 被覆にしわ、むら、はがれ、われは認められなかった。
[2]コンクリート
   との固着性
コンクリートとの固着性は0.24MPa以上であること。 2.13MPa以上
[3]耐酸性 10%の硫酸水溶液に60日間浸せきしても被覆にふくれ、われ、軟化、溶出がないこと。 被覆にふくれ、われ、軟化、溶出は認められなかった。
[4]硫黄侵入深さ 10%の硫酸水溶液に120日間浸せきした時の侵入深さが、設計厚さに対して1%以下であること。 設計厚みに対し0%
侵入深さ0μm
[5]耐アルカリ性 水酸化カルシウム飽和水溶液に60日間浸せきしても被覆にふくれ、われ、軟化、溶出がないこと。 被覆にふくれ、われ、軟化、溶出は認められなかった。
[6]透水性 透水量が0.15g以下であること。 0.02g以下

優れた強度

更生マンホールは0.05MPaの外水圧に耐える水密性を有する。

■更生マンホール外水圧試験結果

試験項目 条件 結果
外水圧試験 0.05Mpa
3分保持
水漏れは認められなかった